ヒアルロン酸とボトックス注射は、どちらともしわに効果があり、違いがよくわからないという人もいますよね。
そこで、2つの施術の特徴などを比べてみました。
ボトックス注入は、ボツリヌス菌を利用した薬剤を注射して筋肉をゆるめ、筋肉が原因となるぎゅっと寄った眉間のしわや深いほうれい線、奥歯を噛みしめることで生まれたエラなどを改善するというプチ整形です。
ボトックス注入に使われている代表的な薬剤は、「ボトックスビスタ」と呼ばれるもので、日本の厚生労働省で唯一認められた薬剤です。
このボトックスビスタは、原産国のアメリカをはじめ、フランスなど世界数十カ国で承認されているため安全性も高いです。
ヒアルロン酸注入は、お肌にハリと弾力を与える高保湿成分を気になる場所へ注射で注入する施術です。
1998年に「Injectable hyaluronic acid gel for soft tissue augmentation. A clinical and histological study.」(※)という研究で、ヒアルロン酸がしわに効果があったという結果が出て以来、美容整形の世界では主にしわ対策の施術として注目されています。
ヒアルロン酸は、皮膚の下に注入することで気になる部分をふっくらとさせるプチ整形です。
ほうれい線など、筋肉があまり関係ない場所のしわ改善やボリュームのある唇を手に入れたいなど悩みの箇所をボリュームアップさせて改善させる方法です。
参照元:「Injectable hyaluronic acid gel for soft tissue augmentation. A clinical and histological study.」
成分 | ヒアルロン酸 | ボトックス |
---|---|---|
施術内容 | 患部に直接注射 | 患部に直接注射 |
効果 | 肌にハリと弾力を与えてくれる | しわの原因となる筋肉をゆるめてくれる |
ダウンタイム | ほとんどなし | ほとんどなし |
平均価格 | (ほうれい線)約4万円~ | (眉間)約1万円~ |
メリット | 体に無害な成分なので安全性は高い | 安価で表情しわに効果がある |
デメリット | しこりや凹凸ができる場合もある | 抗体ができて効果が薄れることもある |
ヒアルロン酸もボトックス注射もどちらともダウンタイムが、ほとんどないのが特徴です。
価格は、場所や注入する量などで変動してきますが、大阪での平均価格は、ヒアルロン酸でほうれい線の場合約4万円~。ボトックス注射で眉間の場合だと約1万円~となりました。
メリットとデメリットを記載しましたが、今は、ほとんどデメリットに記載したようなことはなくなってきました。
ヒアルロン酸のデメリット、しこりや凹凸ができるのは、誤った量が注入された場合などに起こる症状です。
また、ボトックス注入のデメリットである抗体ができて効果が薄れる場合も頻繁に何度も施術を行った場合に発生するようです。
費用の安さだけを求めると、安全性が低い無認可の薬剤を使っていたり、未熟な医師が施術したりするクリニックを選ぶことになります。
当然のことではありますが、プチ整形と言っても安全性と医師の腕が大切ですよね。
カウンセリングからアフターフォローまで、信頼して任せられるクリニックを選びましょう。
カウンセリングは、一般的に無料のところが多いので、少しでも不信感があれば、クリニックを変えてみるのも良いでしょう。