赤ちゃんによって個人差がありますが、早いケースだと生後3、4ヶ月ごろ
寝返りなどで体を動かすことができるようになったり、表情が豊かになることで顔のむくみや脂肪が減ってきて、本来もつ二重が出てくるようになります。
ただし、赤ちゃんによっては1歳を過ぎてから二重が出てくるようになることもありますし、遅いと5歳ごろの場合もあります。それ以降でも、体重の変化などで急に二重まぶたになることもありますので、1歳で二重まぶたにならないからといって、ずっと一重だというわけではありません。
外国人の赤ちゃんは、生まれた時から二重まぶたのケースも多いようですが、日本人の赤ちゃんは、生まれてからしばらくは一重まぶたであることがほとんどです。
これは、赤ちゃんの頃は、どんどん脂肪がついてくる上に皮膚が薄いためです。
日本人を含むモンゴロイド(黄色人)にはもともとまぶたに脂肪がつきやすいという特徴があるので、よりまぶたが重くなって一重に見えることが多いのです。
一般に、赤ちゃんが二重になる要素としては遺伝要素が大きいといわれていますが、ご両親が二重だからといって、必ず二重になるとは限りません。
ただ、やはり顔が両親に似る傾向があるので、どちらかの遺伝を受け継いでいるということは理解できますね。
ただし、隔世遺伝の可能性もあるなど、二重まぶたの遺伝については科学的に証明されたものではないので、あくまで遺伝の可能性があるという程度の認識で留めておくほうがよさそうです。
二重まぶたのほうが目がぱっちりとして愛らしい、できれば早い段階でかわいい我が子を二重にさせてあげたい、などと思う親御さんは多いようです。
アイプチやアイテープなど、手軽に自分で二重を作れるアイテムが販売されていますので、これらの使用を検討する人もいるかもしれませんが、まだ肌が弱い赤ちゃんに、これらのアイテムを使用するのは危険ですので、絶対に避けてください。
埋没法であれば、体に負担をかけることなく手術が行えるので、手術自体に大きな年齢制限はないとされています。
しかし、手術には麻酔を使用するほか、目の手術になるのでお子さんが強い恐怖心を抱く可能性があり、動かずにじっとして手術を受けられるかどうかがとても重要です。
麻酔を打つときに目の近くに注射針があると同様してしまいますし、その後の手術においても恐怖心から動いたりしてしまうと、ケガや手術の失敗につながる恐れがあります。
お子さん本人が「二重まぶたにしたい」という強い意志があり、麻酔や手術についてきちんと説明した上で手術に耐えることができるのであれば、クリニックによりますが小学校低学年頃から手術を行っているところもあるようです。
二重まぶたにするための美容整形手術には、埋没法と切開法の2種類があります。
子どもの時期や小中学生など、早い段階で手術をしたいと考えている人は、まぶたを切らずに二重にできる埋没法がおすすめです。
埋没法はまぶたを特殊な糸で留める手術になりますので、まぶたを傷つけずに済むほか、糸を取れば元の状態に戻すことも可能です。
子ども時代はまだこれから顔が変わる可能性があるため、できるだけ負担をかけないことが大切。
まぶたが重めの場合でも、埋没法で施術をすることが可能かどうか、担当医師に相談してみましょう。