
二重の施術には、「埋没法」「全切開法」「部分切開法」など、いくつかの種類がありますが、どの施術方法を選ぶかという点については、その人のまぶたの状態によって異なってきます。
まぶたの状態は、年代によるものも多いですし、若い世代ではまだ選ばないほうがよい施術方法もありますので、世代別で二重施術の種類を選ぶというのも一つの方法です。
最近は美意識の高い子どもが増え、小学生から光脱毛をしているという子も少なくありません。
「一重まぶたを二重にしたい」という人も多く、小学生から二重施術を希望する子どももいます。
二重施術には特に年齢制限はなく、小学校高学年や中学生でも受けること自体は可能です。
しかし、手術には必ず麻酔をする必要があり、麻酔はまぶたに針を刺して注入するので、小さい子どもが目に針が近づいてきたときに冷静でいられるかという点が重要になります。恐怖心から急に動いてしまい、注射針が眼球に刺さってしまったら失明の恐れもあります。
また、本人の強い希望があるかも重要です。
まずはこれらをしっかりクリアしている必要があります。
ただ、若い世代の人たちは成長とともに肌やまぶたの状態が変わってくる可能性が大いにありますので、まぶたにメスを入れる手術はおすすめできません。
10代など、若い年代の人が二重にしたいのであれば、メスを入れずに施術できる「埋没法」がおすすめです。
埋没法はまぶたを糸で留めて二重にする方法なので、糸を取ればもとの状態に戻すことができます。[注1]
またメスを入れなくても、埋没法をしている間に二重のクセがつき、糸を取っても二重の状態を維持できるようになる可能性も期待できます。
小中学生でも施術を受けること自体は可能ですが、子どもは成長過程にありますので、十分慎重に判断する必要があります。
20代もまだまだ若い世代。肌のハリやツヤもあり、まだまだ老化とは縁遠い年代ですよね。
もともと二重ではあるけれど、まぶたの脂肪が多いために目が小さく見える、二重が奥二重になってしまっているといった20代の方もいます。
こうした方は二重の施術を行うのではなく、まぶたの脂肪除去を行うことで目を大きく見せることができる場合があります。
信頼できるクリニックでカウンセリング時に相談するのがよいと思われますが、「まぶたが重い」「目を大きく見せたい」といってすぐに切開法に結びつけるのではなく、若い世代にはさまざまな二重施術の方法があることは覚えておくとよいでしょう。
50代以降になると、老化により肌のたるみが出てくることが多く、まぶたもたるんでくる人が多いです。
もともと二重だったのに、まぶたのたるみによって二重が見えなくなってしまっている人や、奥二重が一重のようになっていしまっている人も。
こうしたケースでは、「眼瞼下垂手術」でまぶたのたるみを改善することで二重をはっきりさせ、目を大きく見せることが可能です。
また眼瞼下垂手術を行うことで視界が広くなり、日常生活が送りやすくなる効果も期待できます。
よく眼瞼下垂手術と間違えられたり比較されるのが眉下切開です。こちらのサイトで眼瞼下垂手術と眉下切開の違いについて紹介していますので是非勉強してみてください。