豊胸術の種類について解説。プロテーゼ、脂肪注入などの代表的な治療の特徴や、大阪でおすすめの美容外科情報をまとめました。

今現在、美容外科で受けられる豊胸術は主に3種類。各治療のメリットやデメリット、どんな人に向いているかなど、特徴をまとめてみました。
手術前に各治療の内容をチェックしてみましょう。
最も一般的な人工の豊胸バッグを使った手術法。プロテーゼなどの人工バッグを胸の下部に挿入することで、大幅なバストのサイズアップが可能です。挿入するバッグは、シリコン、生理食塩水、コヒーシブなどが一般的。
【こんな人におすすめ】
【デメリット】
自らの脂肪を胸に注入する治療法。気になる部位の脂肪を注入できるので、バストアップと同時に痩身効果も得られるのが魅力です。ただし、人によって定着率はさまざまなため、希望通りのサイズが得られないことも。
【こんな人におすすめ】
【デメリット】
唯一メスを使わないで行える豊胸術。ヒアルロン酸を注射器によって注入することで、短期的に胸を大きくすることができます。効果は半年~2年ほどと短めですが、谷間を作ったり、胸の上部にハリを出したりと、デザインは自由自在。
【こんな人におすすめ】
【デメリット】
形に関して自分のバストにコンプレックスを抱いている人は、様々ですが、その中でも悩みの種となるのは離れ乳の問題が多いでしょう。
そのため、豊胸手術を受ける事によって離れ乳を解消させようと考える人が多くいるのですが、離れ乳に最適であると言われている手術のタイプは、バッグ挿入ではなく、脂肪注入やヒアルロン酸注入と言われています。
一般的に豊胸手術でニーズが高くなっているバッグ挿入法ですが、離れ乳の悩みを持つ人についてはあまり向いていない方法で、左右で離れているバストを中央に寄せる効果がないのです。
そこで、脂肪注入やヒアルロン酸注入の方が効果的であり、メスを入れないバストアップ方法であることから、より気軽に受けられる手術となっています。
脂肪注入とヒアルロン酸注入は注入する成分が異なるのは当然ですが、注射と言う手術の方法や、術後に得られるメリットや効果については似通っています。
医師が丁寧にバストの状態を確認しながら少しずつ成分を注入してもらう事が可能なため、サイズアップさせたい部分を重点的に処置するなどと言った微調整ができるのです。そのため、離れ乳で悩んでいる女性であっても理想的なバストを手に入れやすくなります。
脂肪注入による豊胸手術については、自分自身の脂肪を別の体の部位から抜き出し、その脂肪をバストに注入する事になります。気になる部分の脂肪を吸引してバスト部分に移すこととなるため、副作用や拒否反応などの心配もなく安全に手術を受ける事ができます。
元々決まってしまっているバッグ挿入法とは異なり、片方ずつ注入することも可能である脂肪注入であれば形に重点を置いた豊胸手術をしてもらえます。
また、エコーなどの機材を使って確認をしながら、胸の中央に向かってバランスよく注入して行く事で谷間も作れるので、抜群のデザイン性が人気となっています。
しかし、脂肪注入の場合には、どうしても施術が向いていないのが、バストに注入するための脂肪を他から吸引してくる事ができない痩せ形タイプの女性です。
参照元:一般社団法人 日本形成外科学会
手術を受けようとする人の太ももなど、胸以外の体から脂肪を採取。その脂肪の中にある「幹細胞」という細胞をさらに採取し活性化したものを、不純物を取り除かれた脂肪と共に胸に注入される方法です。幹細胞豊胸術には2つあり、幹細胞抽出方法に違いがあります。1つは人が手作業で行う「マニュアル法(CAL)」、もう1つは機械によって自動的に幹細胞抽出を行う「セリューションシステム法」です。
幹細胞という特殊な細胞。昨今メディアでも耳にする再生医療でも重要視されているものです。幹細胞は人間の体の中にあって、体の機能や組織を維持させるために一生働きます。幹細胞は脂肪の中にもあるもので「脂肪を注入することと変わりないのでは?」と思われる方も多いでしょう。脂肪の中にある幹細胞はごくわずかしかなく、脂肪だけ注入してもその働きが行き渡らず定着率がよくありません。そういった理由から、脂肪から分離した幹細胞を注入することに注目されているのです。
セルーションシステム豊胸とは、幹細胞豊胸手術のひとつ。セルーションシステムという特殊な機械を使って行われる豊胸手術のことです。
セルーションシステムは、アメリカのサイトリ・セラピューティクス社が開発した全自動で脂肪から幹細胞を抽出できる機器。FDA(アメリカ食品医薬品局)から認可され、豊胸手術だけでなく他の医療分野でも注目され、世界各国で使われています。
日本では厚生労働省が、2007年10月に「幹細胞の分析・検査目的の医療機器」としての届出を受理しています。豊胸術だけでなくその他の疾患に対しても使われています。
参照元:厚生労働省:医政局研究開発振興課再生・細胞医療の現状及び課題[PDF]
これまで人の手によって幹細胞が抽出されていました。セルーションシステムの出現により色々な面で改善がみられます。
ISO 10993取得・CEマーク認定・FDA認可
処置時間は約6時間が目安です。入院する必要がなく日帰りで受けることができます。自然に脂肪細胞や血管がつくられるのでが栄養が全体に行き渡りやすく、しこりの心配がありません。術後の痛みに関しても筋肉痛程度とされているので、普段どおりの生活が送ることができます。
体に直接的に関わるデメリットが少ないのもセルーションシステム豊胸術の特徴ともいえます。注入された幹細胞は、新しく脂肪と血管をつくり、自らもを複製します。そういったことから、バストアップした効果は長期的な持続性が期待できるのです。パックを入れるのには抵抗がある人にとっては、画期的な豊胸術といえるのではないでしょうか。
参照元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構:セルーション遠心分離器
ヒアルロン酸注入による豊胸手術は、クリニックによって取り扱っているヒアルロン酸が違うのですが、一般的に、豊胸用のさわり心地のよいヒアルロン酸が使われています。
施術方法は、脂肪注入と同じく、ヒアルロン酸を注射によって注入豊胸なので、高いデザイン性によって理想の形状を作り出すことが可能となります。効果の持続期間は1年未満と限りはあるものの、お手軽な手術という事もあり人気の施術方法です。
また、脂肪注入と同じく傷が少なく、ダウンタイムも少ない施術なので、「プチ豊胸」などとも呼ばれています。こちらの方法は、脂肪注入と違い、ヒアルロン酸を注入するだけなので、痩せ型の人でも受けることが可能です。