二重まぶたの整形を検討している人の多くは、どのようなまぶたにすると見栄えが良くなるのかについて悩みます。
まぶたの整形では大きく分けて二通りのタイプから選択することができます。一つが末広二重で、もう一つが平行二重といいます。
それぞれのタイプの特徴はある程度文字どおりといったところがあります。
目尻に行くにつれて二重幅が広がっているのが末広型、まぶたの淵から目尻にかけての二重の幅が平行になっているのが平行型です。
末広二重にはどちらかというと可愛らしい印象があります。まぶたに覆われている目頭部分を蒙古襞(もうこひだ)といいますが、末広二重は敢えてこの蒙古襞を残し、目頭部分にはくっきりとした二重幅を作りません。そのため猫の目のような丸い印象が目元にできるので、愛らしい雰囲気を残すことが可能となります。芸能人でいえば女優の新垣結衣さんや広瀬すずさん、男性ならば嵐の櫻井翔さんなどがこの末広タイプに該当します。
これに対して平行二重については、パッチリとした大きな目という印象になりやすいです。末広型のように蒙古襞を残さないので、目頭部分から綺麗な二重が作られます。
例えば女優の中谷美紀さんや北川恵子さんなど、平行二重は美人系といわれる人に多く見られるタイプのまぶたです。 また、二重の幅を狭くするか広くするかによっても印象がやや異なって見えるようになるのも特徴です。幅を広くすればより一層大きな目の印象となり、幅を狭くすればいくらかクールな雰囲気ができあがります。
目頭の蒙古襞が厚い人は、末広二重にしておくことをおすすめします。元々ある蒙古襞を無理やり平行状態に持ち上げようとすると、場合によっては不自然な印象のまぶたになりかねません。生まれ持った長所を生かして、末広二重を作れば、誰からも好感を得られやすい可愛い目元を作ることができます。
また、末広二重はどちらかといえば幼い顔つきの人に似合います。蒙古襞が発達している人は、それをコンプレックスと思わずに末広二重を検討されるとよいでしょう。
平行二重には美人が多いとよくいわれますが、元々の顔の造作がはっきりとしていて、掘りが深い顔つきの人に似合うとされています。蒙古襞がそこまで発達していないのであれば、平行二重を選択することによって自然でクールな印象を得ることができます。
逆に可愛らしい顔つきの人が平行二重にすると、不自然な印象になってしまう可能性があるので注意しましょう。
末広二重と平行二重とでは、似合う顔のタイプがそれぞれ異なるのはおかわりいただけたでしょうか。しかし、これらはあくまで一般的な特徴によるものなので、自分の顔のタイプはこちらだからと思い込んで決めてしまうのも、それはそれでリスクがあります。
例えば、童顔だといわれているような人であっても、顔の骨格や鼻や口などのパーツを総合的に見たとき、末広二重よりも平行二重のほうが似合うという場合があります。反対にまぶたの皮膚が薄く堀の深い人であっても、口が小さかったり顔に丸みがあったりすると、末広二重のほうが似合うという可能性もあります。
二重整形の前には必ず医師との面談を行いますが、そのとき自分の顔の造作を見極めることが大切です。全体のバランスを考えて、どちらにするか決めましょう。